【ウエズレーの国・読後感想】これぞ究極の自由研究!庭に作ったものは、なんと…

今日は、夏休み前の読み聞かせにぴったりの本のご紹介。
その本は…

 

 

4年生に読み聞かせをしたら、本の世界にみんなすごく引き込まれていて、こっちが驚きました。
読み終わったらその場で「この本、借りてもいいですか?」って言った子もいるくらい!!
(学校の本だったので、返却処理をしてからそのままその子にお渡ししてしまいましたw)

息子が通う学校では、どうやら3年生から自由研究の宿題が出るらしいです。
この本を読んで、どんな自由研究をする子がいるのかな?
それとも、読書感想文に選んでくれる子がいるかな?
これから、7月に4年生以上のクラスで読み聞かせをする機会があったら、また読んでみたい本です。

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自分のやりたいことが、周りのみんなと違ったら?

クラスでも1人くらいはいませんか?周りから「浮いている」子。
この本の主人公は、そんな「浮いている」ウエズレーの話。
みんなと同じことをすることに全く興味が無く、我が道を行くタイプ。
そんな我が子を見て、心配する母親に見守る父親。
ここだけ見ると、まあ、どこにでもあるようは話…ですが…

そんなある日、ウエズレーはひらめいてしまったのです!
「夏休みの自由研究はこれだ!!」みたいな感じで…

ここから、話がものすごい勢いで進んでいきます。

「自由研究」でここまでやるか!

なんと、謎の作物を栽培し、それで衣食住ほぼ賄うという展開!
そして、「食器」や「時計」「寝具」だけでなく…

なんと、自分だけの「国」「文字」「文明」まで作ってしまうという!!

なんという発想力!!

もう彼は、生きていくうえで誰の力も必要としませんw
完全に自給自足。娯楽さえも。

そして、それを見てうらやましいと思った友達にお手伝いをしてもらった上に
その対価として油(これがまた便利なんだw)をあげるのですが、対価もきっちり取っているwww

お金まで稼いじゃったら、本当に、誰の力もいらないじゃんw

いいなー、この生き方(おいw

予想外の結末

最後は、夏休みが終わって…

えっ、そういう結末なんだ!!

私としては、予想外の結末にちょっとびっくり。

やっぱり、ウエズレーも人間だったのね、というか、やっぱりどこかで寂しかったのかなぁとか
いろいろ考えちゃいました。

読み聞かせをしていた時も、最後の一文を(私が)

泣かずに読むのが大変でした(爆)

「自分軸」を持つ大切さ

私が、この本で学んだのは「自分軸を持つ」ということ。
「で、本当はどうしたいの?」が自分の中にあること。

ともすれば、他人の意見に流される生活ばかりを送っていて「自分が何がしたいのかすら分からない」状況も多い中、この本は「自分の考えを大切にする」ことや「興味があったものは試してみる」ことの大切さを教えてくれていると思いました。

「空気を読む」ことも大切かもしれないが、自分を押し殺してまで他人に合わせている生活を送っているよりは、こういう「自分軸を持った」人生が私は憧れますね。

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