子どもに「宿題終わった?」を言う回数を減らす方法【2017年夏休み・改訂版】

夏休み…子供にとっては楽しみだけど、親にとっては「早く終わって欲しい!」と思うもの。

学校に行っている期間との大きな違いは、毎日の生活リズムがどうしても崩れてしまうこと。
夏休みも終盤になって宿題の総量と残量にようやく気付き、親子ともどもしんどい気持ちのまま新学期に突入…あるあるですよね。自分が学生時代もそうでした(爆)

我が家では、息子(現在小学2年生)が1年生の冬休みより、宿題の総量をパッと見てすぐに分かる仕組みを作りました。

夏休み版を昨日作成して私のFacebookのタイムラインにこの写真をアップしたら、予想以上に反響があったので、これについて改めて記事を書きました。

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事の発端は…

1年生の冬休みの宿題を見たときに…夏休みと宿題の量があまり変わらなくてビックリしたのです。
「えっ、夏休みと比べて期間は半分以下なのに、宿題の量が夏休みと大差ないってどういうこと?」
と思い、
「これは、かなり計画的に進めていかないと終盤が大変なことになる」
と危機感を抱いたのが始まり、でした。

そのころの記事はこちら→長期休みの子どもに「宿題終わった?」を言う回数を減らす方法

勤め人だったころのワタシ

新卒で就職した時の職種は「システムエンジニア」。
まさに「命を削って仕事をしていた」という感じでしたが(苦笑)、得たものもありました。
システムエンジニアにとって、プロジェクトの日程計画と進捗の把握は大切な仕事。
納期が決まっていて、作業量もある程度は把握できているので(これが突然メッチャ増えたりしたこともあったけどw)
「計画を立てても、どうせその通りにできないし」って言っていても、計画表だけ立てて満足していても仕事はできない、ということを身をもって知ったのでした。

何を、いつまでにやるか

を常に意識していないと納期の直前は大変なことになるからです。
(いや、意識していても大変だったんだけどね…w)

手帳で使っている「タスク管理」を長期休みの宿題に応用できないか?

今、私は手帳を使ってタスク管理をしています。
2年生の息子には手帳はまだ必要ないけど、息子が中学生になる頃には手帳を使ってタスク管理をするのがスタンダードかもしれません。
実際に、中学校ではバーチカルタイプの手帳で時間管理をするところもあるみたいです。
NOLTYスコラ(NOLTYホームページ)



 

まあ、何はともあれ(爆)、今、自分が使っているタスク管理の仕組みを「子どもにも分かるように」「楽しんで」出来る仕組みを作れないかと考えました。

親が子に「~しなさい」というのは、見通しが立たないのが不安だから?

人がなぜ不安になるか?って考えたとき
「先の見通しが立たない」ことが不安の要素の1つだってことに気が付きました。

実際問題としては、先の見通しが100%立ってしまったらつまらないですし、工夫次第である程度見通しを立てることは可能なのです。

親自身が、宿題の全量も残量も把握せずに、長期休みの残り期間や世間体(、もしくは、宿題をやらない我が子を受け入れられない自分)を気にして

「宿題やりなさい!」
「やらないと先生に怒られるよ!」
「夏休みがもうすぐ終わっちゃうのに大丈夫?」

などと言って「やらせる」のはどうなんだ?と、私は考えたのです。

実際に「宿題をやる」かどうか決めるのは本人

私が出来るのは「宿題の量」と「夏休みの(時間的な)量」をお知らせするという情報提供
実際に「宿題をやる」という行為を選択するのは本人なので、そこまで強制する気はないのです。

本人だって
夏休みはあとどのくらい期間があって
宿題はどれくらいあって

だったら今日はやっておいた方がいいのか
それとも今日はやらないで遊びに行ってもいいのか

判断する材料があってもいいのではないかと思いました。
(もちろん、本人の同意をもとに作成しています)

朝、どのように声掛けしているか

冬休みの時は、朝起きてしばらくしたら
「冬休みの残り期間」と「宿題の残量」を伝えました(それくらい量的にシビアだったのですw)

そのうえで

  • 宿題はいつやろうか?
  • 宿題をやるときに、ママのお手伝いはいる?

くらいでした。

その後は特に何もしませんでしたが、

1つタスクが出来たら、ふせんを剥がせる達成感と爽快感

が、本人にも楽しかったようでした。
私も、見通しが立つので無闇に不安になることもありませんでした

(↑これが、実際に1年生の冬休みで使っていた計画表です。宿題と休みの残量が一目で分かるように工夫しました)

なぜ、これを講座にしなかったのか

手帳講座が軌道になったころ、アドバイスをいただいたことがありました。
「手帳講座だけじゃなくてこれも講座にしたら、もっとウケるんじゃないの?」と。

ちょうど、7月は手帳的にはオフシーズンなので、オフシーズンの集客の目玉になるかな、と一瞬考えましたがこれを単体で講座にするのは止めました。

仕組みをつくることもとても大切です。大切ですが、ね。

この仕組みが生きるのは

親子の間である程度の信頼関係が成り立っていることが大前提

なんです。

最近、小学生と話す機会が増えましたが、

小学生になると、案外、本当のことを親に言える子が少ないんだな

ということを感じています。1年生でも、ですよ。
(どうしてそう思ったかは、また別の機会に書きますね)

いろいろなツールを使って仕組み化して、宿題を効率的に片付けることも大切ですが

それよりも、その仕組みを使って「親子で何かが出来る」時間を捻出し、コミュニケーションをとることを私は大切にしていきたいと思っています。

宿題計画表、どこに気を付けて作成したのか

では、ここからは、私が具体的に「どこに気を付けてこのリストを作ったのか」を書きますね。

目的

宿題の全量把握
長期休みの残量把握

ポイント

長期休み(今回は夏休みね)の期間が一目で分かるようにする
宿題の全量を把握する
1回で出来る分量にタスク分けする
「1枚のふせん」には「1回分のタスク」を書く

こんな感想いただきました♪

勉強って計画性を身に付けるものだったんだなと大人になったときに気づいた身としては、これは素晴らしい!
まず親が全貌把握しないと…。
リストを作ると子供も母もわかりやすいし、目に見えてやる気もアップですね‼︎
いいですね。私にも必要♪

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