決して「一見さんお断り」ではないのに、一見さんはどうやってその店の予約をして行ったらいいのか分からないお店というのは、確かに存在します。
ここ最近、縁あってそのようなお店に行くことが出来たので、今回はその1つである、東京都羽村市にある「きまぐれや」の紹介をします。
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もくじ
ワークショップでの出会い
私が「きまぐれや」の吉田友則シェフを知ったのは、地元の無印良品で2014年に開催した「カカオからチョコレートを作る」というワークショップでした。
無印の店頭で申し込んだ時、私はシェフのことは存じていなかったのですが、それをFacebookに書いたら「吉田シェフのワークショップに行けるなんて!」というコメントを戴いて、そうか、そんなにすごい人なのか…と。
当日の、豊富な知識と経験に加えて独創的なアイディア満載のワークショップの内容もとても濃くて凄かったのですが(チョコは温度管理が細かくて、ずぼらな私にはとても自宅で再現できる気がしなかったというのは内緒です。爆)、それ以上にトークのキレが凄すぎてそこに感動しました(笑)
何十人もいるワークショップ受講生の差し置いて、私は「 Facebook で友達になってください」と図々しく言える勇気は当時の私にはありませんでした(今ならできるかも。爆)
いつ営業しているか分からない、羽村「きまぐれや」
この吉田シェフ、出張料理オンリーではなく、羽村で「きまぐれや」というお店を営業しているのはワークショップの時に知りました。
しかし、
出張料理がメインであり、店舗は「1年に何日営業しているか分からない」ということ。
自宅に出張料理で来ていただく、というのは、は私の中でなかなかハードルが…
「お店でご飯を食べたい」というのがあったので、当時から出張に来てもらうということは考えなかったのです(誰かが出張でお呼びして、その会に私を呼んでくれるのは大歓迎ですw)
漠然と「気まぐれやでシェフの料理が食べたい」と思っていたのですが、
それをどうやって叶えたらいいのか分からないまま、年月だけが過ぎていきました。
日々器 中田麻子さんとの出会い
地域のママ繋がりで、偶然、日々器の中田麻子さんと知り合いになりした。
彼女が、Facebookで「きまぐれやでディナーを食べました」っていうのを投稿したのを見たとき、私は思わず悲鳴とも雄たけびとも分からない不思議な声を上げていましたw
彼女は、結婚式の料理を吉田シェフにお願いしたんだそうです。いいなあ。その時の参加者はさぞかし幸せだったでしょう…。私も今後、結婚式をするようなことがあれば、吉田シェフに料理をお願いするのに(今のところ、そのような予定は全くございませんw)。
私はすかさず、彼女の投稿に「私もきまぐれやに行きたい!」とコメントを残しておきました。その後の事までは考えていませんでしたが、とりあえず何か残しておこうと…笑
「青空レストラン」へのお誘い
あれから数ヶ月後、日々器のお庭で吉田シェフの料理と麻子さんの器のコラボイベント「青空レストラン」を開催するということで、なんと!お誘いをいただきました!
そこに参加することによって、今度こそは吉田シェフとFacebookでお友達になることができました。笑
今まで2回開催していますが、2回とも参加できた私って幸せ者です!!
事前情報は「吉田シェフが青空の下で何かを作るらしい」ということだけ
「青空レストラン」とは
「吉田シェフがとりあえず何か作るらしい」ということだけか事前に分かっているイベントです。メニューは当日になるまで、誰も分かりません。
吉田シェフが何を作るかは、ご本人も当日のその食材を見て最終決定するというちょっとワクワクする不思議なイベントでした。だって、目の前で仕込んでいるアシスタントさんに「メニュー変更」とか言っているんだもん。それだけじゃないですよ。このイベント、食べる人はキャストなので、ある意味全員参加型のイベントです。ある人はコーヒーを豆からひいたり、みんなでカカオの殻を向いたり、チョコレートを溶かすのに温度が上がり過ぎないように見ていたり…w
あのカカオ豆がチョコレートに…チョコレートを作るって大変だけど面白い。あの時のワークショップを思い出しました。
羽村「きまぐれや」は、本当にいつ営業しているのか分からない
「お店の電気がついている」が営業のサインだった時代も
先日の青空レストランで、お店のお近くに住んでいるという以前からの常連さんに「どうやってお店に行っていたのですか」と聞いたら…
「お店の明かりがついていたら行ってた」
と言っていました。笑
それを聞いて「今はネットが発達していて良かった」と思いました。笑
いくら「きまぐれやで料理を食べたい」と言っても、現地まで私の家から車で1時間近くかかります。お店がやっているかどうか、何度も確認には行けません。
ちなみに「今は、シェフがお店をいつごろ開けるかメッセージで連絡してくれる」とのことでした。そうですよね。今はお店の灯りがついていても、おそらく予約でいっぱいですものね…w
問い合わせをしても返事が戻ってくるのは1ヶ月先ということも
そしてそろそろお店に行きたいな…と思った時に、意を決して問い合わせをしてみました。返事が来たのはなんと1か月半先!!
様々なイベントに出店をされていたり、出張料理がメインなのでお忙しいのでしょう…。
とにかく、どのメニューも美味しくて独創的な料理にびっくりします。
見たときには「ええ、これにこの組み合わせ?」って思うのですが、予想をいい意味で裏切ってくれて感動すら覚えます。
そして…「旅するシェフ」は今日はどこを旅しているんでしょうか
そんなこんなで、なかなかハードルが高そうな羽村「きまぐれや」ですが、私がこうやってブログに書くことで「実は行ってみたかったんだけど、どうやって行ったらいいのか分からない」って思っていた人の助けになれば幸いです。
あ、でも、 私の予約がこれ以上取りにくくなったら困る!爆
追記:「山の迎賓館」ランチ専属シェフ!?
吉田シェフが、2017年11月から西多摩郡日の出町にある「山の迎賓館」のランチ専属シェフになったそうです。そちらもチェックですね~(「きまぐれや」よりも予約は取りやすいのでは…とw)
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