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中学受験をする?しない?中学受験する子の割合は?

「テレビで中学受験の進学塾でのニュースを見たけど…」
「我が子のお友達が進学塾に通っているみたい…」

都心部を中心に、過熱気味と言われている中学受験。実際はどうなのか調べてみました。

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都心部の「みんな中学受験する」というのは本当?

「お友達が進学塾に行き始めたみたい」
「テレビで中学受験のニュースをよく見るわ」

中学受験の話題を耳にすると、ほかの子どもは受験するのか、どうしても気になります。

実際にどの程度の子どもが受験して進学しているのでしょうか。全国と東京都の受験比率データを見てみましょう。

全国の受験比率

平成25年版文部科学省の「全国学力調査」を見ると、国立・私立の中学に進学する子どもの割合は、都道府県別ではやはり東京都がダントツで24.5%。全国平均が7%前後なので、東京都がいかに突出しているか分かります。

東京都以外は、2位から高知県、京都府、奈良県、神奈川県となっていて、5位の神奈川県は11.2%です。

ちなみに、千葉県は10位で6.35%、埼玉県は15位で4.77%。県内でも地域差はあると思いますが、首都圏だから高いというわけでもないようです。

データで見る「東京都の受験比率」

ここで、ダントツ1位である、東京都の受験比率のデータを図で見てみましょう。

(※赤字の部分が平均以上です)

データを見ると一目瞭然なのは「区部の受験比率が高い」ということです。

千代田区の58.8%は区立九段中等教育学校の定員の半分が千代田区民枠であることからも圧倒的なのは分かりますが、ほかの区部でも文京区の48.4%をはじめとして中央区、港区、目黒区が40%を超えています。

他にも、30%台、20%台の区もありますが、ここで見ておきたいのは

ほとんどの区部でも、半分以上の小学校卒業者が地元の公立中学に進学している

ということなのです。

これは、もちろん地域差もあり、一概には言えないのですが、データ上で見る限りは

23区内に住んでいるからといって、全員が中学受験をしているわけではない

ということがわかります。

また、市部を見ていくと、平均以上が全体で武蔵野市と調布市で、どちらも23区と隣接しています。
平均以上ではないけど15%を超えているのが三鷹市、小金井市、西東京市、国立市、狛江市、国分寺市。
三鷹市と西東京市、狛江市は23区と隣接しており、小金井市、国立市、国分寺市は中央線沿線という共通点があります。

「23区と隣接している」「23区に近い中央線沿線」が市部でも受験比率が高いという結果になっています。

実際に受験するのは子どもである

中学受験は「親の受験」と言われています。中学受験の特徴としては、親の経済力と塾選び、そして、塾の教え方が子どもに合っているかというところが、かなり重要な要素となってきます。

受験する本人以外の要素が大きなウエイトを占めるところが、高校受験とは大きく違う点です。

そもそも、子ども自身の「伸びる時期」というのが子どもによって違うので、中学受験に向いていないお子さんもいます。

マスコミ報道や、周囲の「受験過熱競争」に踊らされず、本当に「この子は受験したほうがいいのか」ということを冷静に考え、受験するかどうか決めていくといいと思います。

 

 

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