「家族>仕事で生きる」なんて出来るの?って思った人におススメ!【読後感想】

こんにちわ。「ばんばんよしこ」で検索すると、私のブログが検索順位第1位になって大喜びのばんばんよしこです(爆)←そりゃー誰も検索ワードに組み込もうとしないだろうしw

今回は、赤城夫婦が書かれた「家族>仕事で生きる。(しごとよりもかぞくでいきる)」を紹介します。

この本は、作家の犬飼ターボさんがFacebookでおススメしたことで知りました。
実は私自身、1年くらい前から「時間で働く」という、日本におけるスタンダードを疑うようになっていました。
そして、自分で独立するようになってから、仕事に対する価値観が180度変わり、今まで考えもしなかった視点で仕事やお金に対して考えるようになりました。
でも、何をどのように捉えてどう行動するか…という具体的な指針が見出せず苦しかった一年であります。

 

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この本をおススメしたい人はこんな人

仕事に忙殺されて「自分の時間、家族の時間が無い」と思っている人
「仕事よりも子供と一緒にいる時間が欲しい」って本気で考える人
究極の「ワークライフバランス」を知りたい人

この本は5章の章立てになっており、第1章から第4章までは筆者の赤城夫婦が出会ってから今まで
2人で何をしてきたか、そして、どうやって収入を減らすことなく家庭優先で働く仕組みを作ったかが書かれています。
それぞれ章の中で、夫と妻がそれぞれの立場から書いているというユニークな視点の本です。
これを読んで、辻仁成&江國香織の「冷静と情熱のあいだ」を思い出した人は、私と話が合うかもしれません(笑)

そして、第5章では赤城夫妻のクライアントさんの実例を出して、「人生を変えるためにどこに視点をおいて行動していたか」が書かれています。
個人的には、第5章が1番心に響きました。とてつもなく響きました。

「いや、ホントに、ホントにそうなんだってばぁぁぁ」

って、何度思ったか。

私にとっては、この本で得た知識の中で目新しいものは特にありませんでした。でも、本当に、「自分の望みを明らかにしてそれに向かって生きる」というコトを忠実に実行するとこうなる、ってことをこうも淡々と書かれていると…私の中の「不安から逃げているもの」とか「で、ホントはどうしたいの?」みたいな「先送りにしている心の闇」が炙り出されている心境になり…一人でオエオエしながら読むというちょっと気味悪い人になっていました(しかも電車の中で。笑)。

この本で印象に残った部分

この本は、「自分の気持ちと行動を一致させる」ということを最初から最後まで通しで書かれているように感じました。

その上で、私が印象に残った言葉を書いていきます。

・人は、自分の気持ちと行動を一致させていないと、無意識のうちに「うしろめたさ」を抱えてしまいます。

・最高の人生だったいちばん大きな理由は何かを考えてみると、他人からの評価で成り立っているものはどれも残らない

・周りから評価されたり、期待されたりっていうのは、一見、いいことのように思えます。たしかに、いい面もあるんですが、それは必ずしも自分の人生にプラスになることばかりとは限らない。

・自分にとって 大切な相手が何かに興味を持ったら、自分も一緒に付き合ってみることで思わぬ発見があったりします。

・「ベスト」な人生を生きるためには、自分の価値を他人や状況に委ねてしまうような商売をしてはいけない。

・どんな情報に触れるかで人生は変わる

・どんな情報を仕入れるのか、誰とつながっているのかは、とても大切。

・大切なのは、「ここまでしか幸せになっちゃいけない」と自分で許容範囲を狭めないこと

ばんばんよしこが捉えた「ここがポイント!?」

確かに、そうなの、その通りなの、終身雇用とか安定収入とかモーレツ社員ってもしかしたら10年後には死語なのかもしれないの。(「モーレツ社員」はとっくに死語かw)

でも、団塊ジュニア世代の私にとっては、自分が起業しているとはいえまだまだ軌道に乗ってきてないし、 「本当にそんな時代が来るの?」っていう問いかけにはまだはっきり「うん」って言えない自分がいるのも事実。

「これ、20年遅く生まれたら実行してみたかったね」って夫婦で語っちゃいましたよ。そこで終わっちゃったら何も始まらないのは重々承知の上での、この言葉なんだけど…。息子が社会人になる頃には「学生時代にすでに起業しているのが当たり前」の時代になっているかも…って思っていますから。

ポイントとしては、この本では仕事が「リカバリーできるものと」捉えてそのように行動してうまくいってるのですが、そもそも、「終身雇用が当たり前だと信じていた時代」に育っていた世代としては、「仕事が『リカバリーできるもの』と思えるかどうか」っていうところが最大のポイントなのではないかと思います。
そのように発想転換が出来るかどうかによって、その本の捉え方が変わると私は感じました。

これからの時代を担う子供の親御さんは、一読して損はない本だと思います。読みやすい展開ですし、良書です。

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