書店に本を買いに行ったとき、ふと目についた目立つ表紙に強烈なタイトル。

1年前の私だったら絶対に手に取ることが無かったのですが、ふと手に取ってしまいました。

タイトルは「神さま！がんばるのは嫌ですが、大成功する方法を教えてください！」PHP研究所

 

著者は大木ゆきのさん。ブログ「幸せって意外にカンタン！ 」で有名な方だそうです(すいません、本を読むまで知らなかったです)。

第1印象は「なんてふざけたタイトルなんだろう」

ちょっと前までの

• 頑張らないのはダメ人間じゃないか
• 頑張ることは素晴らしいこと
• 努力や我慢は美徳

と思い込んでいた時の自分だったら、タイトルを見ただけで絶対に手に取らない本でした。

「頑張らなくていい」なんて言われた日には

頑張っている自分を認めて欲しい、自分を否定された気分になる

と思っていたのですね。

しかし、最近は「思考は現実化する」「引き寄せの法則」「量子力学」などの考え方に一定の理解を示せるようになっていました。でも、まだ冒頭に書かれていた

楽しいことを人目も気にせず　やってやりまくるから成功する

(書籍本文より引用)

って書かれていても…ピンと来ませんでした。

しかし、何となく気になってパラパラっと立ち読みしていたら…意外や意外、心に刺さる言葉の数々…

私は、レジに行って購入していました。

心に刺さる言葉の数々

とはいえ、スピリチュアル要素が強いのが文面に表れているので、スピが苦手な人には抵抗があるかもしれません。しかし、読み進めているうちに「書いてあることは、最近成功した人が書いてある本と本質は変わらない」と感じたのです。

書籍に書かれていたこと(のごく一部)を、私が解釈して私の言葉で書くと

• 「ねばならない」を手放す
• 執着→エネルギーダウン→「怖れを握りしめている」→恐れていることが実現する
• 好きなもの、やりたいことをとにかく書く。それはお金を払ってでもやりたいことか？
• 思い立ったらすぐに行動する。躊躇することは成功への道からドロップアウトすること
• 結果を求めるのではなく「いかにエネルギーを動かしたか」
• 必要なタイミングで必要な情報はやってくる、受け取り拒否はしない
• 自分が自分の一番の味方になること
• 提供できること　×　好きなこと　＝　希少価値
• 日常に起きている「当たり前」だと思っていることは、「当たり前」ではなく奇跡の連続

などなど…。これは、あくまで本を読んだ私の解釈ですが、気になる方は、ぜひ本を読んでみて下さい。

私の中では、3か月以内に読んだ本、もしくは、セミナーで聞いたことばかり。思わず、こないだ読んだ本のことをメモしたノートや過去のセミナー受講時に書いたノートをひっくり返して「ああ、そういうことか」って捉えなおしたくらいです。

最初は「怪しい」と思いながら読んでいたんですが、読み進めているうちに、「本質をついているのでは？」と思い始めました。

スピリチュアル的な表現が多い

「必要なタイミングで必要な情報はやってくる」ことを「神の啓示」と表現していたり、宇宙とつながるワークがあったりと、スピリチュアルを信じてない、スピリチュアルが苦手な人からすると「怪しさ満点」と感じられる部分が随所にあります。

私が読んだ感覚だと、宇宙＝潜在意識、神＝第6感みたいな「直観力」？みたいな捉え方をすれば、わからなくもないかなぁというのが感想です。

確かに、「神の啓示」など、怪しいと思う表現はあります。しかし、私にも、道を歩いていて突然カミナリが落ちたようなひらめきが！ということがあったので(しつこいようですがシンガポールのネタですｗ)、あながち

「こんなの怪しい。ありえない。」

ってバッサリ一刀両断、ってわけではないんですよね、私は。

一概に「怪しい」とは言い切れないな、先入観を持たずにいろいろ読んでみるというのは、自分の価値観を広げる意味ではいいのかな、と思ったのが読後感でした。

ちなみに、読んだ後に私が自分に問いかけたのは次のことです。

• そもそも、私にとっての「大成功」って具体的には何？
• 自分が本当に好きなものは何？
• 失敗を恐れて躊躇していないか？
• 何かに執着して、怖れを握りしめていないか？
• 結果にこだわっていないか？
• 「頑張らない」と「動かない」は別？

どんな人におススメ？

先日、手帳講座の参加者さんから

やりたいことが見つかると、勇気出せない自分が分かってしまうのが怖い

みたいなことを話している方がいて。。。

そうなのよ、やりたいことが分かると、一歩踏み出せないと分かった時に「勇気出せない自分」と向かい合う必要がでてくるんですよね。

やりたいことはあるんだけど、一歩踏み出す勇気が出ない

って人におすすめかな、と思ったのでした。