人の行動には理由がある。人間関係トラブルの探り方
こんにちわ。今日の関東地方は、久しぶりに夏らしい気候になりました。
今回は、ちょっと前にあった…息子と習い事で一緒だったA君とのトラブルについて書きます。
基本的に、息子はあまり人間関係のトラブルを起こさない方なのですが、その日は、見学していたら、ある子(Aくんとします)のシャツを引っ張ったり…明らかに「相手がイヤがること」をしていたので、何があったのかな?と思っていました。
私は「何があったのかな?」と思っていた程度だったのですが、Aくんがお母さんに何らかの形で言ったらしく…
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もくじ
めんどくさい流れになりそう
流れはこんな感じ。
→(息子曰く)A君が息子にわざと嫌なことを言ってくる ※後で聞いて分かったこと
→息子がイヤになって、A君のシャツを引っ張る
→A君は息子にされたこと「だけ」をお母さんに報告する
→お母さんは私にこれみよがしに文句を言う
(注:事象を特定されないように事実を一部変更して書いてあります)
もう、ありすぎるくらいよくある光景ですよね。
言うなら直接言ってきてくれてもいいんですけど(苦笑)
相手のお母さんがこれ見よがしに私に言ってくるので、
習い事が終わった後に、息子に聞いてみました。
前提条件を植え付けない聞き方
基本的に、子どもの人間関係のトラブルには介入しない方針です。
しかし、どうしても知っておいた方がいいときもあります。
そういう時は、原因ではなく目的に焦点を当てて聞きます。
「何であんたはA君の服を引っ張ったの?」
という、原因を聞くような聞き方だと、前提が「息子が悪いことをしている」と思っている前提が伝わってしまいます。
だとすると、息子は「何で最初っから僕が悪いってことになるんだよ」ってことが伝わってしまいます。一度「自分を分かってもらえない」と捉えられてしまうと、後から詳細を聞くにも大変です。
なので、「どうして」ではなく「それをすることによってどうしたかったのかな」ということを探ります。
見ているだけだと、何で息子がA君のシャツを引っ張ったのかは分からないのですが
何か理由があるのかもな?と思ったので
「A君の服を引っ張ることで、キミは何をしたかったの?」
と、息子に聞きました。
予想外の返答が
すると「ボクはA君を叱りたかったんだ」と。
「ええっ!叱るって何を?」と私は返事をしたら
「A君はわざと嫌なことばかりを僕に言ってくるんだ。だから、僕はA君に止めてほしくて…」
ああ、なるほど…
A君の挑発に息子は乗ってしまったわけだ。
「反応が欲しい」が相手の目的
この場合は、反応が欲しくてやるので、A君の挑発に反応した時点で「相手の欲求を満たしてしまう」のです。
相手は「反応をもらう」ことによって欲求を満たすのですから、反応がもらえることならば手段を択ばなくなります。
「相手が嫌がるのを分かってわざとちょっかいを出す」って、よくある光景ですね。
相手側が、何で「わざと嫌がることをして」まで「反応が欲しい」ほど満たされていないかは、私には分かりません。
分かることは、反応することで相手が満たされるからそれがエスカレートすること。
「やめて」って正攻法で伝えても、相手はおそらく止めないであろうということ。
大人が介入すると、一時的には止めるだろうけど、場合によってはもっと巧妙な手段で挑発がやってくる可能性がある、ということ。(学校のいじめとかでよくあるでしょ、そういうパターン)
今、出来ることは何か?
今回は短期の習い事なので、特に良い関係性を作らないとならないわけでは無く…
だとすれば…
息子が出来るベストな方法としては…
スルーする
で、相手が諦めるのをじっと待つのがベスト…なんだけど、大人だってうまく行かないのに…2年生はなかなかうまくはいかない。
ここで、うまく行くように説得しても無駄。
実際に、スルーできなかったからここまでコトがややこしくなってしまったのであって。
一応「いやなことを言われても、無視することは出来るよ」と情報提供はしてみますが、出来なかったから反応しちゃったんであって…
「そんなの無視すればいいじゃない!」って言ってしまっておしまい、だと、息子としては「辛かった気持ちをママに分かってもらえなかった」になりますからね…
息子の気持ちを満たすお手伝いをすること
実際に、子ども同士のトラブルに親が介入していいことは無いです。
(相手に止めてもらおうにも、相手は変えられないですからね)
息子の気持ちに余裕があれば、多少はスルーできたかもしれません。
息子の気持ちにも余裕がないからスルーが出来なかった
という観点で考えると、
まず
私が息子の気持ちを受け止められるようにすること(私にも心に余裕が無いとそれが出来ませんw)
かなぁ…
余談だけど…
あんまり大きな声じゃ言えないんだけど、私の気持ちがかき乱されているときに限って、息子にこういうトラブルが起きるのですよ。だから、「息子に起きた問題」で完結しないでいろいろな角度でこの問題を見つめることも結構重要だったりするのよ…w
そして、息子に対する上手な「声掛け」に関しては、私もまだまだ実践中です…。
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